CS:Sサーバーの立て方＠カスタムMAP導入編

### お知らせ ###
2013年4月17日のアップデートにより、
当ブログの手順ではCS:Sサーバーが構築できなくなりました。

※2010/06/26 追記
CS:Sがアップデートされたため、本手順では動作しない可能性があります。
また、画像のフォルダのパスが古いままとなっているのでご注意下さい。
（旧：D:\srcds\cstrike　⇒　新：D:\srcds\css\cstrike）

CS:Sサーバーの立て方 第三回はカスタムMAP導入編です。
--> 基本編はコチラ
--> EventScripts導入編はコチラ
--> BOT改造編はコチラ
--> BOTモデル（カスタムスキン）導入編はコチラ

カスタムMAPを個人で遊ぶだけなら今回の設定の半分くらいは省略できますが、
自鯖に遊びに来た人に自動的にMAPをダウンロードさせる仕組みの作成を推奨します。

【前提条件】
Dedicated Serverを用いてCS:Sサーバーを立てることに成功していること。（基本編参照）
本手順書では、Dドライブにsrcdsフォルダがある想定で書いています。（D:\srcds）

【事前準備】
①ダウンロードサーバーを用意する。
現在、ホームページを運営している人はそれをダウンロードサーバーとして流用できます。
サーバーを持っていない方は、無料のレンタルサーバーがありますのでそちらをご利用下さい。

＜無料のレンタルサーバー＞
簡単に登録できるレンタルサーバーということで、FC2をチョイスしました。
※1ファイル500KBまでしかアップできないとのことなので、他のサーバーを探すか
    WindowsにFTPサーバーソフトを入れるなどの対応が必要です。
以下のリンクをクリックすると登録画面に飛びます。
http://id.fc2.com/signup.php?ref=web

※アップロードする際のFTPソフトについて
FFFTPがお勧め。
ファイルマネージャからのアップロードは失敗する可能性が高いので推奨しません。

＜FFFTP設定方法＞
設定方法：ココ
ホスト名やユーザー名の確認：ココ　（FC2サイトにログインしていれば確認できます）

※注意点
レンタルサーバーは無料で簡単に利用できる反面、ダウンロード速度が不安定であったり、
突如発生するサーバーメンテナンスで機能が一時停止してしまうことがあります。

②MAPファイルを用意する。
FPSBANANAというサイトにカスタムMAPが大量にあります。
今回は練習用としてde_iraqをチョイスしました。
以下リンクからダウンロードして下さい。
http://www.fpsbanana.com/maps/4250

解凍すると、de_iraq.bspファイルが出てきます。

【カスタムMAP導入手順】
①MAPファイルのアップロード
FC2サーバー（以下、ダウンロードサーバー）に「maps」フォルダを作成します。
次に、作成したmapsフォルダ内にカスタムMAPファイルをアップロードして下さい。
※今回は「de_iraq.bsp」だけですが、拡張子「.nav」のファイルがある場合も同様にアップロードして下さい。



※注意点
たまに解凍したらbspファイルだけでなく、soundフォルダなど他のフォルダも含んでいることがあります。
その場合はmapsだけでなく「sound」フォルダも作成し、その中にサウンドファイルをアップロードして下さい。
おそらく、そういった複雑な場合はFPSBANANAのサイトかReadmeに設置方法が書いてあります。

②ゲームサーバーへMAPファイル設置
「D:\srcds\css\cstrike\maps」フォルダに、MAPファイルをコピーする。
今回の例では、de_iraq.bspファイルをコピーすることになります。



③server.cfgの編集
「D:\srcds\css\cstrike\cfg」フォルダにあるserver.cfgを開き、以下内容をコピー＆貼り付けして下さい。
※赤字は各自の環境に合わせて編集すること。

//----------------ここから----------------------
sv_allowdownload 1 //ダウンロード許可。
sv_downloadurl "http://xxxxx.web.fc2.com/" //ダウンロードサーバーのURL
net_maxfilesize 100 //ダウンロードファイルサイズ制限を100MBに変更する。デフォルトは16MB。
//----------------ここまで----------------------

④mapcycle.txtの編集
「D:\srcds\css\cstrike」フォルダにあるmapcycle.txtを開き、MAP名を1行追加します。
MAP名は、ファイル名と同じにして下さい。（拡張子は除く）

今回の例では、de_iraqを先頭に追加します。
また、mapcycle.txtに登録されたMAPは上から順番に回されます。



⑤srcds.batの編集
「D:\srcds\css」フォルダにあるsrcds.batを開き、最初にスタートさせるMAP名を変更します。
下図のように、「de_iraq」に変更して下さい。



⑥CS:Sサーバーの起動確認
CS:Sサーバーを起動すると、de_iraq.navの作成が始まります。
※最初から.navファイルが付属しているマップも多々あり、その場合は計算しません。
※補足：このコンソール画面内でchangelevel de_dustを実行するとde_dustにMAPチェンジできます。



【備考】
navファイルとは、BOTにMAP上での立ち振る舞いを指示できるナビゲーションファイルです。
MAP上の指定範囲で以下のような指示（ただし強制力は無い模様）が書かれています。
ジャンプしろ・するな、走れ、歩け、通行禁止、この段差は上ってもOK・NG・・・など。


⑦カスタムMAPの動作確認
CS:Sを起動し、サーバーに入ってみて下さい。
de_iraqマップのダウンロードが始まればOKです。

※注意点
エラー（CRC ERROR）が発生した場合は、MAPアップロード時にファイルが破損しています。
再度、MAPファイルをダウンロードサーバーにアップロードして下さい。




尚、navファイルの作成がまだ終わっていない場合はサーバーに入っても下図のようになっているはずです。
しばらくお待ちください。（数分程度～10分以上かかることも。）




計算が完了し、navファイルが作成されるとゲームがスタートします。
正常にde_iraqマップがプレイできることを確認して下さい。





手順は以上です。
お疲れ様でした(´・д・`)